SNS動画制作とは？重要性やポイント、手法、おすすめ制作会社を解説 | GROVE｜SNSマーケティング・インフルエンサーマーケティングで売り上げるための情報メディア

マーケティング戦略のひとつとしてSNSを活用する企業が多くあります。SNSには、テキストだけでなく画像や動画も投稿可能です。動画には、テキストよりも高い効果を期待できることもあります。
そこで本記事では、SNS動画制作の重要性やポイント、手法、おすすめ制作会社を解説します。

SNSの動画制作の重要性とメリット

株式会社サイバーエージェントと株式会社デジタルインファクトの共同調査「2021年国内動画広告の市場調査」によると、2021年の動画広告市場は昨年対比142％の4,205億円に達する見通しで、2022年には5,497億円、2025年には10,465億円に達する見込みとなっています。
動画広告市場は、年々拡大していることが分かります。このような状況の中、SNS動画の制作は非常に重要となっており、また、動画にすることで以下の効果をつけることが可能となります。

・拡散されやすい
・訴求力がある

拡散されやすい

SNSを利用しているユーザーは多く、特に10～20代の利用率は高い傾向があります。毎日SNSをチェックしている方も多くいて、日常生活に溶け込んでいるといえるでしょう。
そんなSNSでは動画も頻繁に投稿されています。特にクオリティが高い動画は興味を持たれて、いいねやコメントがされて拡散されやすいため、人目につくようになります。1つの動画が、100万人以上に見られることもめずらしい話ではありません。

静止画広告と動画広告のパフォーマンスの違いに関して、クリック率・獲得単価はばらつきがみられますが、コンバージョン率は静止画広告に比べて動画広告が高いというデータもあり、動画クリエイティブでの効果の高さは実証されてます。
動画では、静止画にはない音やインパクトを与えられます。視聴したユーザーが「この商品が欲しい」「実際に行ってみたい」と感じ、興味を持ってクリックや購入、ダウンロードまで一気に進めることが可能です。

また、SNSは日本だけでなく、世界とつながっているため、外国に向けてもリーチできます。うまく戦略を立てると世界中に拡散されるわけです。

訴求力がある

動画は、静止画よりも多くの情報を一度に伝えられるため、興味を引きやすく、訴求力があるとされています。
デジタルトランスフォーメーション事業をおこなうSupership株式会社の独自調査によると、動画広告は静止画広告に比べて、広告認知度は1.6倍、広告理解度は1.8倍、利用意欲に至っては約7倍も効果が高いという結果が出ました。
まれに同じSNS動画を繰り返し見かけることもあるでしょう。何度も同じ広告を見かけることにより、そのユーザーの記憶に擦り込まれやすくなり、潜在顧客にもアプローチできるようになります。

SNS動画制作のポイント

次に、SNS動画制作のポイントを5つ紹介します。

・サムネイルにこだわる
・SNS媒体の特徴に合わせた内容にする
・起承転結をつくる
・ターゲットに合わせた内容にする
・テロップやナレーションにこだわる

サムネイルにこだわる

SNS動画が再生されるかどうかは、サムネイルが非常に重要です。サムネイルとは、その動画を見なくても、その動画の内容が何となく分かる静止画のことです。
興味がないサムネイルは、そもそもタップされないため、再生されません。テキストの装飾や大きさにもこだわり、インパクトがあるものにして、少しでも“見てみたい”と思わせる工夫をしましょう。

SNS媒体の特徴に合わせた内容にする

SNS動画は、SNS媒体の特徴に合わせた内容にする必要があります。たとえば、Youtubeでは2分程度の動画が最もエンゲージメントを獲得しています。YouTubeは、10～30分程度の動画投稿も多く、興味を引くことができれば、比較的ほかのSNSよりも長時間視聴してくれる傾向があります。
対して、Instagramで最適な動画の時間は30秒程度とされています。Instagramは、テキストではなく画像や動画が中心となって構成されているSNSです。
毎日更新するユーザーもいて、フォロー数にもよりますが、膨大な画像や動画が日々投稿され続けています。Instagramをざっと見たいユーザーにとって、長時間の動画はストレスになりかねません。
最後まで視聴してもらえない可能性が高いため、Instagramでは30秒程度におさまるように編集するのがおすすめです。
YouTubeとInstagramでも、こういった違いがあります。動画制作する際は、SNS媒体の特徴に合わせた内容にしましょう。

起承転結をつくる

SNS動画は、起承転結で構成し、ストーリー性を持たせるようにしてください。また、ストーリー性を構成する要素に、ユーザーへの共感やインパクトが重要になってきます。
さらに、シリーズものなら続きを予感させる要素を入れると、次回への期待感を刺激することができるでしょう。

ターゲットに合わせた内容にする

ターゲットに合わせた動画内容にすることも重要です。
YouTubeは、比較的じっくり視聴したい方が多く、たくさんの情報を知りたいときに見られることが多いため、たとえば「おすすめアイブロウ3選」や「デパコスとプチプラを比較してみた」というような長い尺になる内容が向いています。
ただし、こういった内容は、TikTokではあまり不向きです。TikTokは、短い動画が好まれるため、「おすすめアイブロウ3選」よりも「このアイブロウが最強」と1つに絞って紹介するのに向いています。
こういった動画を見たい、と考えているターゲットに合わせて、SNS動画の長さや内容を決めていきましょう。

テロップやナレーションにこだわる

SNS動画ではテロップを入れたり、ナレーションを付け加えたりすることができます。テロップやナレーションひとつでも印象が大きく変わるため、商品やサービスのイメージと合ったものを選びましょう。
たとえば、高級コスメの広告なのに、お笑い要素のある軽いタッチのテロップやナレーションは合わないかもしれません。

SNS動画制作の手法

続いて、SNS動画制作の手法を3つに分けて紹介します。

・自分で制作する
・フリーランスに依頼する
・動画制作会社に依頼する

それぞれ違った特徴があるため、メリット・デメリットを比較して検討してください。

自分で制作する

時間に余裕があり、動画制作に興味があったりノウハウを持っていたりする方は、自分で制作する方法もあります。
最近ですと、スマートフォン1台で撮影および編集をしている方もいるので、動画制作を始めるハードルは比較的低いといえるでしょう。
しかし、コツを掴むまでは表示回数がなかなか伸びないかもしれません。動画制作を始めたはよいものの、表示回数が伸びず、モチベーションが下がり、辞めてしまった方も多くいます。

フリーランスに依頼する

SNS動画制作をフリーランスに依頼する方法もあります。時間をかけずに、クオリティが高いものを制作してくれるでしょう。フリーランスによって、得意としているジャンルがあるため、自社の商品やサービスと親和性が高い方を選んでください。
ただし、フリーランスの力量によっては、いまいち表示回数が伸びず、十分な効果を得られないかもしれません。
費用対効果を考えるなら、まず2～3本分だけ依頼をして、どれくらいのクオリティの動画が出来上がるか、ユーザーからの反響はどうかチェックするとよいでしょう。

動画制作会社に依頼する

堅実な方法を選びたい方は、SNS動画制作を得意としている制作会社に依頼するとよいかもしれません。
フリーランスと同様に、時間をかけずに済む・クオリティが高い・最後まで見てもらえる動画制作のノウハウを享受できる、などのメリットが挙げられますが、特に動画制作会社では、長く動画制作事業に携わっているため、より多くのの知見やノウハウが蓄積されています。
特に会社単位での強みとしては、市場や複数の企業を担当した経験からのデータをもとにした動画構成が挙げられます。まず動画をみてもらうことも大切ですが、最後まで見終わってもらうことも重要です。視聴維持率につながる動画構成のノウハウも、動画制作会社に依頼すると享受できます。

ただし、動画制作会社によって異なりますが、フリーランスよりも費用が高くなることもあるため、事前にどのくらいの費用でどういったことができるのか問い合わせてください。