SNSクリエイティブとは?種類別・媒体別の制作時のポイントを解説

SNSが人々の生活の一部となっている今、SNSマーケティングは多くの企業にとって重要なものとなってきました。しかし、「SNSの画像や動画含めたクリエイティブが良いほうがいいと分かっているが、どんなところに気をつけて制作したらよいか分からない」という方もいるはずです。

そこで本記事では、SNSクリエイティブに注目して、種類別・媒体別に制作時のポイントを解説します。過去にバズったクリエイティブ事例も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

SNSクリエイティブとは

SNSのクリエイティブとは、投稿する画像や、動画、そのための加工を含めたものことを指します。

SNSにおけるクリエイティブ制作のポイント

SNSでのクリエイティブ制作のポイントとしては以下の4つが挙げられます。

  • ・目的やターゲットを明確にする
  • ・“読ませる”より“見させる”
  • ・複数を投稿して効果を比較する
  • ・投稿ポリシーを確認する

目的やターゲットを明確にする

クリエイティブを制作する際は、目的やターゲットを明確にし、「どのようなユーザーに何をして欲しいか」を考えましょう。
たとえば、目的としては、以下のようなものが挙げられます。

  • ・商品やサービスの認知拡大
  • ・購入意欲の促進
  • ・人材確保のための企業ブランディング

そして、ターゲットとしては、以下を考えるとよいでしょう。

  • ・性別
  • ・年齢
  • ・SNSを利用する理由(情報取集あるいは情報発信など)
  • ・SNSを開くシチュエーション
  • ・頻繁に利用するSNS

ただ、ターゲットを考える際に自社のサービス・商品から考えるが基本ですが、SNSの媒体ごとにもメインターゲットが存在するため、そのターゲットも考える必要があります。
例えばTik Tokでは10〜20代の学生中心、Facebookでは30~40代のビジネスユーザー中心など、媒体によってもクリエイティブのイメージは大きく変わるはずです。

“読ませる”より“見させる”

SNSでは、“読ませる”より“見させる”イメージを持つようにしましょう。伝えたい内容を明確にし、簡潔に要点を伝えられるメッセージにします。
そのため、インパクトのある静止画や動画、ショート動画などを活用するのをおすすめします。

複数を投稿して効果を比較する

クリエイティブは作って終わりではなく、複数を出稿し、A/Bテストをおこない、より高い効果が出るように最適化しましょう。それぞれ効果測定をおこない、PDCAを回しながら運用しましょう。

投稿ポリシーを確認する

SNSごとの投稿ポリシーを確認して守るようにしてください。たとえば、審査項目としては以下などがあります。

  • ・画像
  • ・動画
  • ・テキスト
  • ・ターゲット設定
  • ・誘導先のランディングページのコンテンツ

これらをもとにした、品質スコアが低いと判断されると、審査に落ちてしまう可能性があります。そのため、デザイン面では以下のポイントを意識するとよいでしょう。

  • ・画像内のテキストは20%未満が推奨されていることを踏まえる
  • ・広告と誘導先のランディングページに一貫性を持たせる
  • ・過度な装飾よりも、見やすい内容を心がける

画像種類別ポイント

続いて、「静止画」「動画」「ショート動画」に分けて、制作時のポイントを詳しく解説します。

静止画

静止画は、情報量が少なくコストをできる限り安く抑えたいときに制作するのをおすすめします。静止画は、そこに表示されている内容がすべてであり、動画やショート動画のように視聴する必要がありません。
そのため、ターゲットに伝えたい情報をダイレクトに訴求する効果が期待できます。届けたい情報量が少ないほどターゲットに伝わりやすくなるので、瞬間的に情報を伝えたいというときに効果を発揮します。
インパクトがあり、興味関心をそそるような写真、あるいは、そこに文字を入れたり、あえて一部にモザイクをかけたりするのが、よくおこなわれる手法です。

動画

動画は、テキストよりも視覚に訴えることができるため、よりユーザーに商品やサービスの魅力を伝えやすく、ユーザーの記憶にも残りやすいとされています。
また、「動画で伝えられる情報量は、テキストの5,000倍」とも言われます。たとえば、動画編集ソフトのある機能の使い方を紹介する場合、本であれば1~2ページ程度が必要になるケースでも、動画であれば30秒ほどで済むかもしれません。
さらに、動画であれば実際に操作している様子も伝えることができるため、ユーザーは分かりやすく感じるでしょう。

より詳しく動画マーケティングについて知りたい方は「動画マーケティングとは?メリット・デメリットや実施時のポイントを解説」を参考にしてください。

そのほか、特にSNSを中心に定着している「縦型動画」について知りたい方は「縦型動画」については「縦型動画とは?特徴やマーケティング上のメリット、活用事例も」も参考になります。

ショート動画

ショート動画を制作するときのポイントは以下の通りです。

  • ・興味をそそるサムネイルを設定する
  • ・2~5秒の冒頭で心を掴む
  • ・テンポと見やすさで視聴者を飽きさせない
  • ・最後まで見たくなる演出をする
  • ・テーマはひとつに絞る
  • ・視聴者の反響を分析して方向性を改善する

ショート動画は、静止画よりも認知や理解、購入意欲などを刺激しやすく、通常の動画よりも最後まで視聴されやすいという特徴があります。
ショート動画制作のポイントについてより詳しく知りたい方は「ショート動画制作とは?重要性やポイント、手法、おすすめ制作会社を解説」を参考にしてください。
また、ショート動画マーケティングについては「ショート動画マーケティングとは?短尺動画の活用理由や事例を紹介」が参考になります。

媒体別クリエイティブ制作のポイント

次に、媒体別のクリエイティブ制作ポイントを解説します。

Instagram

Instagramは、テキストよりも、インパクトがある静止画やショート動画が好まれます。競合アカウントよりも強い印象を持ってもらうために、発信内容が一目で伝わる写真にしましょう。
また、プロフィール画像は、他のSNSと違って拡大ができないため、視認性が高いものを設定しましょう。ユーザーは誰が情報発信しているかも、しっかりチェックしています。さらに、投稿者のキャラクターの統一も必要です。
Instagramの投稿を伸ばすためには、アルゴリズムに基づいて、SNSクリエイティブをおこない、投稿していきましょう。アルゴリズムとは、Instagramの投稿やストーリーズの表示順を決めるルールのことです。

TiktTok

TikTokは、ショート動画投稿アプリということもあり、SNSクリエイティブを制作するときは以下の3つのポイントを意識するとよいでしょう。

  • ・冒頭の2〜5秒でユーザーを引き込む工夫をおこなう
  • ・真似しやすいアクションやBGMを取り入れる
  • ・TikTokerやインフルエンサーの拡散力を利用する

ユーザーは、ほんの数秒で、「見る・見ない」を選択しています。そのため、開始2~5秒以内に「続きが見たい」と思わせる工夫が必要です。
また、TikTokでは有名な歌に合わせたダンス動画がよく流行っています。真似しやすい簡単なダンスやアクション、印象に残るBGMなどを取り入れましょう。
そのほか、TikTokerやインフルエンサーの拡散力を利用するのも有効ですので、インフルエンサーに依頼して、共同でSNSクリエイティブを制作することも検討してみてください。

Twitter

Twitterは、テキスト・静止画・動画を組み合わせることができ、視覚的にも聴覚的にも刺激することができます。テキストが面白かったり、感情に訴えかけるものだったりすると、広く拡散されるでしょう。
また、SNSクリエイティブの目的が「ユーザーに行動してもらう」ことなら、必ずユーザーにとって欲しいアクションを具体的に入れて促しましょう。
たとえば「購入する!」「今すぐ資料請求する!」「今すぐダウンロードする!」などの文言です。ユーザーが迷わず行動できるような文言を意識して入れるようにしましょう。

バズったクリエイティブ事例

過去にバズったクリエイティブ事例として、以下の3つが挙げられます。

  • ・Instagram × サッポロビール株式会社
  • ・TikTok × 株式会社ジュピターテレコム
  • ・Twitter × 株式会社明治

それぞれどのような内容なのか、詳しく紹介しましょう。

Instagram × サッポロビール株式会社

サッポロビール株式会社は、Instagramアカウント「サッポロビール公式アカウント(@sapporobeer.jp)」で、フォローおよびいいねでプレゼントが当たるキャンペーンを実施しました。
フォローおよびいいねでプレゼントが当たるというキャンペーンは頻繁に見受けられますが、サッポロビールのおこなったキャンペーンには以下の工夫がなされています。

  • ・「敬老の日のギフト」という季節性の取り込み
  • ・当選確率アップをフックにしたコメント促進
  • ・当選確率アップをフックにした複数SNSでの参加促進

Instagramだけでなく、Twitterでも同じキャンペーンを展開しており、InstagramとTwitterの両方で参加することで当選確率が2倍になる仕組みにしたのが効果的でした。

TikTok × 株式会社ジュピターテレコム

株式会社ジュピターテレコムは、インセンティブが大きい「#もののけついてんね」キャンペーンをおこない、話題となりました。
キャンペーンへの参加方法は、J:COMのマスコットキャラクター「ざっくぅ」と一緒に踊ったダンス動画をTikTokに投稿し、「#もののけついてんね」ハッシュタグを付けるというものです。
注目作品として選出された場合、渋谷のスクランブル交差点の大型ビジョンに放送されるという、一風変わったインセンティブを設けました。
そのインセンティブと話題性に惹かれ、若者を中心に多くの人が「#もののけついてんね」キャンペーンに参加しています。
このキャンペーンがうまくいった理由としては、注目作品として選出されるために、視聴回数やいいね数を稼ぐよう、動画投稿者らが各種SNSに積極的に告知をおこなったことが挙げられます。

また、若者から支持を集める人気モデル、有名TikToker、二次元で活躍するバーチャルTikTokerなどのインフルエンサーを起用したこともよい影響を与えました。

Twitter × 株式会社明治

株式会社明治は、人気チョコレートスナック菓子「きのこの山」と「たけのこの里」の人気を競うキャンペーンをTwitter上でおこない、話題になりました。
「きの山さん(@kinoko_meiji)」と「たけ里ブラザーズ(@takenoko_meiji)」の2アカウントを開設しつつキャンペーンをおこなっています。
また、「きのこの山たけのこの里」国民大調査」というWebサイトをつくり、調査回答カテゴリ―別都道府県ランキングなどを発表しています。ユーザーは、「#きのこたけのこ国民大調査」というハッシュタグを付けて積極的に参加し、「キャンペーンの集計結果を見てみたい」というユーザーのアカウントフォローを促す仕組みも見られました。
注目すべきところは、キャンペーン終了後に「お返しキャンペーン」という新たなキャンペーンを展開したところです。フォローおよびリツイートの参加で、きのこの山とたけのこの里が抽選により当たるというものです。
さらに、下記のような工夫もおこない、大きな反響を得ました。

  • ・ターゲット層に人気のインフルエンサーを起用
  • ・キャンペーンに関連したテレビCMを放映

まとめ

本記事では、SNSクリエイティブに注目して、種類別・媒体別に制作時のポイントを解説し、過去にバズったクリエイティブ事例を紹介しました。SNSクリエイティブは、知見やノウハウがないと、なかなかクオリティが高いものを制作するのは難しいかもしれません。

そこで、SNSクリエイティブについて悩んだら、ぜひ当社GROVEにご相談ください。SNSマーケティングに熟知しており、インフルエンサーを起用したマーケティングも得意としておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。