TikTokのフォロワー数日本・世界ランキングTop3!増やし方と平均増加数の目安

世界においてTikTokの人気がものすごいスピードで増加していることをご存知でしょうか?2020年4月には、アプリダウンロード数が20億回を超え、WhatAppやInstagram、Messengerなどに続く快進撃を遂げています(※)。この勢いに乗ろうと、日本でも多くの企業がTikTokを活用したPRや、TikTokerとコラボした企画を考案し、成果を上げています。

本記事では、TikTokをビジネスに活用する際のカギとなる「フォロワー数」について紹介するとともに、企業のTikTokアカウントのフォロワー数を増やすポイントを9つお伝えします。TikTokで企業アカウントの運用を考えている方は必見です。

TikTokのフォロワーとは?

TikTok

TikTokには、他のSNSと同じように「フォロワー機能」があります。企業がTikTokでPRするために重要なポイントは、このフォロワー数を増やすことです。フォロワー数を増やすことができれば、より多くの人に動画を届けることができるからです。まずは、このフォロワーの仕組みについて紹介しましょう。

TikTokでは、特定の相手を選択したり検索したりして動画を見ることができます。しかし、企業アカウントを意図的に選択してくれる人は非常に少ないのが現状です。しかしながら、TikTokにはこれら以外にも2つのモードが採用されており、うまく乗っかることで動画の視聴者を増やすことができるのです。

1つ目は「おすすめ」モードで、TikTokがユーザーにおすすめしたい動画が連続的に流れてきます。TikTokが多くのユーザー対しておすすめしたい動画ばかりが集められています。2つ目は「フォロー中」モードです。自分がフォローしたアカウントの最新動画が連続的に流れてきます。

自社動画の再生回数を増やすためには、TikTokに初期から搭載されておりユーザーが一般的に使うこれらいずれかのモードにて、動画視聴をしてもらうことが重要です。しかし、おすすめ動画に掲載されるためには、短時間で多くの「いいね!」を獲得しTikTokのアルゴリズムに好かれる必要があると言われており、意図的におすすめモードに掲載されることは非常に難しいと言えます。

その一方で、フォロー中モードに載ることは非常に簡単です。フォローしてさえもらえば、フォローしてくれた人たちのフォロー中モードに新作動画が自動的に流れるようになります。そのため、企業がTikTokを活用してPRをしたいと考えるのであれば、フォロワー数を増やすことが一番の近道と言えます。

フォロワーの見方

フォロワーは、画面下にあるマイページを選択し、フォロワーのボタンを押すことで確認できます。このフォロワー数を増やしていくことが最初の目標です。

ちなみに、フォローしてもらうためには、動画視聴中にご自身のアカウント画像の下にある「+」ボタンを押してもらうか、アカウント画像からご自身のページに行き、フォローボタンを押してもらう必要があります。企業アカウントの効率的なフォロワーの増やし方については後半で紹介します。

日本のフォロワー数ランキングベスト3+1

フォロワー数を増やすためには、すでに多くのフォロワー数を獲得しているTikTokerを研究する必要があります。そこでまず、日本のTikTokerでフォロワー数が多いベスト3と、最近フォロワー数を急激に伸ばしている注目TikTokerを紹介します(2020年7月23日現在)。

日本のフォロワー数第1位:じゅんや/Junya

junya

日本のTikTokerでフォロワー数第1位に輝いたのは、「じゅんや/Junya」さんです。2020年8月現在のフォロワー数は1,580万人で、動画の最高再生数は5,000万回超えという、日本のTikTokユーザーにものすごい人気を誇るTikTokerです。

TikTokの短い再生時間を効果的に活かしたおもしろ動画を1日数本アップロードし続け、ほとんどの動画で再生回数100万回超え。「TikTok王におれはなる」という言葉の通り、日本一のTikTokフォロワー数獲得に至りました。

2019年にはほぼ無名のTikTokerでしたが、2020年より大ブレイク。たった1年足らずで、日本のトップTikTokerに上り詰めたのですから驚きです。リアクション、効果音、表情など、言葉に縛られない動画が話題を呼び、世界のTikTokerユーザーからも高い評価を獲得しています。

日本のフォロワー数第2位:柴犬コマリ

柴犬コマリ

日本のTikTokerでフォロワー数第2位に輝いたのは、「柴犬コマリ」です。アカウント画像からもわかる通り、なんと正真正銘「犬」のTikTokerです。2020年8月現在のフォロワー数は520万人。柴犬コマリの日常の様子や、ちょっと思考をこらした癒し動画が大人気です。

TikTokの開始は2017年と非常に早く、長らく日本のトップTikTokerとして降臨してきましたが、2020年にじゅんや/Junyaさんに抜かれ、残念ながら2位に。しかし、現在でも右肩上がりでフォロワー数を伸ばしており、今後も安定した人気を誇るであろうTikTok犬です。柴犬は、世界的に見ても人気の犬種なので、外国人ユーザーからのフォローも多いのが強みと言えます。

日本のフォロワー数第3位:michaeljackton.official

michaeljackton.official

日本のTikTokerでフォロワー数第3位に輝いたのは、「michaeljackton.official」です。アメリカの超有名歌手兼ダンサーであるマイケルジャクソンに扮したmichaeljacktonのTikTokアカウントで、2020年8月現在のフォロワー数は470万人。東京の町をボディーガードとともに歩く動画が1,500万回再生を記録するなど、いくつもの大ヒット動画を打ち出しています。

長らく5位以内を行ったり来たりしていましたが、最近では安定の日本ランキング第3位を獲得。動画の更新頻度はそれほど高くはありませんが、アップロードされた動画には多くの「いいね!」が寄せられています。踊りや歌と相性のよいTikTokの特性をうまく活用したTikTokerと言えるでしょう。

日本でフォロワー数を急激に伸ばしている注目TikToker:なえなの

なえなの

最後に紹介するのは、日本でフォロワー数を急激に伸ばしているTikTokerの「なえなの」さんです。フォロワー数は150万人でランキング第36位という位置づけながら、2020年に入ってから急激に順位を上げており、今後ますますフォロワー数が増えると予想されています。

なえなのさんは18歳のSNSインフルエンサーで、

  • ・YouTubeの購読者:50万人
  • ・Twitterのフォロワー:24万人
  • ・Instagramのフォロワー:48万人

という高い人気を誇っています。SNSを通したインフルエンサーマーケティングに精通しており、有名企業とのタイアップの実績も多くあります。企業がSNSを通して自社製品をPRするための良い参考例となるため、注目したいTikTokerの一人と言えるでしょう。

世界のフォロワー数ランキングベスト3

続いて、世界のトップTikTokerに目を向けてみましょう。世界のトップTikTokerのフォロワー数は、日本のトップTikTokerと比べても非常に多いです。世界のフォロワー数ベスト3を紹介しましょう。

世界のフォロワー数第1位:Charli D’Amelio

Charli D’Amelio

世界のTikTokerでフォロワー数第1位に輝いたのは、アメリカ出身の「Charli D’Amelio」さんです。2020年8月現在のフォロワー数は、第2位を大きく引き離す8,380万人。16歳のSNSインフルエンサーおよびダンサーで、2019年の夏にTikTokを開始した後、1年経たずして世界のトップTikTokerに駆け上がりました。

YouTubeやInstagram、Twitterでも多くの購読者やフォロワーを獲得していますが、TikTokとダンスとの相性が良いためフォロワー数はみるみる上昇。再生回数が1億回を超える動画も多くあります。TikTokの機能を効果的に活用すれば、多くのフォロワーを短時間で獲得できることを示した貴重な例と言えそうです。

世界のフォロワー数第2位:Addison Rae

Addison Rae

世界のTikTokerでフォロワー数第2位に輝いたのは、同じくアメリカ出身の「Addison Rae」さんです。2020年8月現在のフォロワー数は5,860万人で、SNSインフルエンサーおよびダンサーとして活躍しています。2019年7月にTikTokに参戦した後、わずか1年間の間に、世界で2番目にフォロワー数の多いTikTokerになりました。

さまざまな衣装、場所でダンスを披露した動画をほぼ毎日アップロードしており、多くの「いいね!」とコメントが寄せられています。最も人気のある動画は1億8,000万再生を超えており、世界的に影響力の強いインフルエンサーとして知られています。

世界のフォロワー数第3位:Zach King

zachking

世界のTikTokerでフォロワー数第3位に輝いたのは、またしてもアメリカ出身の30歳、「Zach King」さんです。2020年8月現在のフォロワー数は4,890万人を超えています。映像作家として知られる同氏は、短い動画の中でなんとも不思議な動画を次々と制作。一度見ただけでは仕掛けがわからない動画が多く、ユーザーが何度も見返すため、各動画の視聴回数が非常に多いことが特徴です。

世界のフォロワー第1位と第2位は、あくまでもあくまでも個人の魅力を前面に押し出し、人気を獲得していていました。しかし、第3位のZach Kingは、動画全体のおもしろさや構成に力を入れているという点で、企業アカウント運用において非常に参考になるTikTokerと言えるでしょう。

企業アカウントでTikTokフォロワー数を増やす9つのポイント

フォロワー数の増加

これまで、日本および世界のフォロワー数上位を紹介しました。どのTikTokerも、TikTokの機能と自分の得意分野を融合させながらフォロワー数を伸ばしていることがおわかりいただけたことでしょう。

個人アカウントのフォロワー数を伸ばすためには、これらの成功事例を参考に動画を制作していけば良いですが、企業アカウントのフォロワー数を増やすとなると少し別のテクニックが必要です。そこで、企業アカウントがTikTokでフォロワー数を増やすためのポイントを9つ紹介しましょう。

ポイント
  • ・有益な情報を伴うコンテンツを投稿する
  • ・質の高いコンテンツを投稿する
  • ・おもしろいコンテンツを投稿する
  • ・次が気になるコンテンツを作る
  • ・「シェア」「フォロー」「いいね!」を促す
  • ・その他のSNSと連動させる
  • ・ターゲットを限定した発信をする
  • ・インフルエンサーを効果的に活用する
  • ・人気のハッシュタグや音楽を利用する

有益な情報を伴うコンテンツを投稿する

個人アカウント・企業アカウントに関わらず、TikTokでフォロワー数を伸ばすための基礎となるのは、有益な情報の伴う動画を投稿することです。まずは、自社の得意分野と発信したいことを吟味し、どのような方向性でTikTok発信を行っていくのかを決定してください。

企業のよくある失敗として挙げられるのは、TikTokで効果的と言われるダンスを中心に発信を続けたけれども、結局はフォロワーが増えずに断念してしまう事例です。例えば、ダンスであればすでに多くの有名TikTokerがいるため、よほどのハイ・クオリティでない限り、後発組では成功することは難しいと言えます。

大切なことは、企業の独自性をどのように発信していくかということです。他のアカウントでは見られないような、あなたの企業の独自性が強く表現される方法を利用することが望ましいでしょう。

質の高いコンテンツを投稿する

企業アカウントに見合う質の高いコンテンツを配信しましょう。個人アカウントであれば、定期的な配信を続ければフォロワー数が伸びていく可能性があります。しかし、企業アカウントの場合はフォローの壁はより高くなります。というのも、個人フォロワーは不要な情報が流れてくる企業アカウントを強く敬遠するからです。

そのため、企業アカウントが配信する動画の質は、個人アカウントよりもハイクオリティ、もしくはより話題性に富んだものである必要があります。少し敷居が高くなりますが、TikTokでの動画配信はPRに効果的ですので、ぜひチャレンジしてみてください。

おもしろいコンテンツを投稿する

TikTokユーザーは、おもしろさを求めてアプリを開くユーザーが大半です。例えば、YouTubeであれば、「学び」「余暇」「癒し」などさまざまなことを目的として利用します。

一方で、TikTokユーザーがアプリを利用する目的のほとんどが、「空いた時間におもしろい動画を見たい」というものです。そのため、たとえ趣向をこらした動画であっても、それがおもしろくないと思われた場合は、一瞬でスキップされてしまいます。特にTikTokは最初の2秒~3秒が勝負ですので、この時間に何らかのインパクトのある仕掛けを組み込みたいところです。

次が気になるコンテンツを作る

完結型の動画も良いですが、フォロワーを増やすためには、次が気になるシリーズものの動画の制作をおすすめします。結論がない動画はTikTokユーザーにモヤモヤ感を与え、「結果が見たい」という思いからフォローボタンを押す確率を高められる可能性があるからです。

「シェア」「フォロー」「いいね!」を促す

TikTokユーザーは何気ない気持ちで動画を視聴しているため、フォローの促しがなければ流し見の対象となるだけです。一方で、動画の中で「シェア」や「フォロー」、「いいね!」を促すコメントや表示があれば、ご自身のアカウントをフォローする可能性は格段に高まります。しつこすぎるのはよくありませんが、適切なタイミングでフォローを促してみると良いでしょう。

その他のSNSと連動させる

他のSNSと比較して、TikTokは独自のシステムによりフォロワー数を伸ばしやすいと言われています。しかしながら、後発組の企業がフォロワー数を伸ばすことは簡単ではありません。そのため、企業がすでに所有しているTwitterやInstagram、FacebookなどのSNSを活用し、TikTokアカウントを紹介すると良いでしょう。

すでにその他のSNSでフォロワーになってくれている人たちは、TikTokでもフォロワーになってくれる可能性が高いと考えられます。そのため、積極的に紹介することをおすすめします。

ターゲットを限定した発信をする

企業アカウントのフォロワー数を増やすためには、ターゲットを限定することが重要です。TikTokユーザーの多くは10代、20代と言われているため、この年齢層をターゲットにしている場合は特に加味する必要はないかもしれません。

しかし、30代や40代、もしくはそれよりも上の世代をターゲットとする場合、若者向けの動画が必ずしもターゲット層に評価されるとは限りません。届けたいターゲット層の興味・関心をしっかりと理解した上で、動画構成を決めていくと良いでしょう。

インフルエンサーを効果的に活用する

フォロワーが比較的増やしやすいと言われるTikTokですが、ゼロから始めて成果につなげるには非常に時間がかかります。少しでも早く成果を残したい場合は、TikTokインフルエンサーに依頼することも選択肢の一つでしょう。

インフルエンサーはTikTokの仕組みをよく理解していますし、動画制作にも精通しています。直接企業のページへ誘導することもできますし、ご自身のTikTokアカウントへと誘導することもできます。多少の費用はかかりますが、インフルエンサーを効果的に利用するのもおすすめです。

人気のハッシュタグや音楽を利用する

人気のハッシュタグや音楽を利用することで、流行に乗っかり視聴者数を増加させることができます。特に、TikTokのバックミュージックは中毒性の高いものが多く、その音楽が流れるだけでTikTokユーザーは動画を視聴したいと考えます。独自のミュージック、スタイルを貫くのも良いですが、短期間でフォロワーを伸ばすためには、流行に乗っかることが大切です。

TikTokフォロワーの平均増加数

データ分析

先ほどもお伝えしたように、TikTokは他のSNSと比較するとフォロワー数が伸びやすいSNSだと言われています。しかしながら、日本ではTikTokに関する情報がいまだ少なく、自社のアカウント運用がうまくいっているのかどうか不安に感じる方も多いでしょう。

フォロワーの平均増加数に関しては、どれぐらいの頻度で動画をアップロードするか、また、自社TikTokアカウントに時間を割くかによって異なってくるため、一概には言えないのが現状です。しかし、TikTokに力を入れるというのであれば、

  • ・初月:1,000フォロワー
  • ・2ヶ月目:3,000フォロワー
  • ・その後:毎月2,000~3,000フォロワー

の増加を目安に進めていくことをおすすめします。

現在は、「TiToRa」というTikTokアカウントの分析サイトを利用すれば、各企業アカウントがどのようにフォロワー数を増やしていったのかを確認することができます。もしターゲットとする企業がすでに決まっているのであれば、TiToRaを利用し分析してみるのと良いでしょう。

まとめ

近年人気急上昇のTikTokにおけるフォロワー数の概念と伸ばし方についてお伝えしました。TikTokは、フォロワー数が伸ばしやすいSNSと言われていることに加え動画視聴回数が多いため、企業がPRするのに優れたSNSです。日本においても、多くの企業がすでに参入し、動画マーケティングにより大きな成功を果たしています。

TikTokの機能、もしくはご自身の会社の独自性をうまく活用すれば、1年間で企業アカウントを実用レベルまで引き上げ、大きな成果を上げることは十分可能です。ぜひ上記で紹介した企業アカウントがフォロワーを伸ばすための9つのポイントを活用し、TikTokを活用したマーケティングに取り組んで見てください。

TikTokの運用でお困りでしたら、SNSマーケティングに強い当社GROVEまでお気軽にお問い合わせください。

 

参照元

TikTokerアカウント