SNS宣伝はなぜ強い!? 効果的なSNS宣伝手法も解説!

TwitterやFacebook、Instagramなど私たちの生活に深く根ざしている「SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)」。日々多くの人がSNSを使って交流や情報収集などをしています。
そんなSNSを使って効果的に宣伝をしていきたいと考えている方も少なくないのではないでしょうか。ただ、SNSで宣伝効果を上げるためにはいくつか押さえておきたいポイントがあります。
そこで今回はSNSを使った宣伝について、メリット・デメリットや宣伝手法などについて詳しく解説していきます。

SNSの宣伝効果が強い理由

SNSの宣伝効果が強い理由の一つに「ユーザー数の多さ」が挙げられます。総務省「令和2年通信利用動向調査ポイント」では、20代の9割以上、全体の約75%がSNSを利用しているという結果が報告されています。この結果から、それだけSNSを使って商品・サービスを認知する母数が多いということが言えます。

また「購買パターンにSNS検索が組み込まれている人が多い」ことも宣伝効果が強い理由です。「欲しい商品があればSNSで検索をして、商品を絞り、口コミを確認した上で購入する」という購買パターンをする人が増えているため、SNSでの宣伝は人の購買パターンに直接的・間接的に影響を及ぼすのです。
このようにSNSは商品の認知及び選定に欠かせない存在になっており、だからこそSNSの宣伝効果は強くなっています。
参考:令和2年通信利用動向調査ポイント|総務省

SNSで宣伝するメリット

SNSで宣伝するメリットは以下の3つが挙げられます。

・SNSならではの拡散力を利用できる
・ユーザーの声を参考にできる
・リアルタイムで情報発信ができる

いずれもSNSならではのメリットです。順に見ていきましょう。

SNSならではの拡散力を利用できる

Facebookの「シェア」やTwitterの「リツイート」など、SNSには投稿をシェア(共有)する機能があります。この機能を多くのユーザーが使用することで、宣伝が雪だるま式に共有され、大きな宣伝効果を上げられる可能性があります。
多くの人に拡散される現象を“バズる”と言いますが、バズることでフォロワーの何倍、何十倍の人へ宣伝を届けることも可能できるのです。この「拡散力」もSNSの宣伝を利用する大きなメリットになります。

ユーザーの声を参考にできる

SNSで宣伝を行うことで、コメントなどからユーザーの反応を直に確認することができます。例えば、人気商品のプレゼントキャンペーンを実施した場合、“プレゼントの条件が厳しすぎる”“ほかのプレゼントの方が良い”などのコメントが寄せられるかもしれません。こうしたコメントをもとに、次回以降は条件やプレゼント内容の変更を検討した上で、企画を実行できるようになります。このように、ユーザーの声は宣伝内容の改善に役立てることができるのです。

リアルタイムで情報発信ができる

SNSによっては文字を打ち込み、動画や画像を選定するだけでリアルタイムで情報発信をすることができます。ポスターやチラシなどほかの宣伝手法と比べて、情報発信速度は非常に速く、SNS宣伝の大きな武器と言えるでしょう。
ただし、リアルタイムで情報発信ができるのは同業他社も同様です。そのため、大量の投稿がなされ、すぐに発信が埋もれてしまうケースも少なくありません。なるべく長くシェア(共有)してもらうためには、ユーザーに刺さるコンテンツを宣伝・発信する必要があります。

SNSで宣伝するデメリット

SNSでの宣伝はメリットだけではありません。ここではSNSで宣伝する2つのデメリットを解説します。

・炎上するリスクがある
・運用の手間がかかる

上記デメリットもしっかり把握しましょう。

炎上するリスクがある

宣伝内容によっては多くの誹謗中傷にさらされる「炎上」が起きてしまうリスクがあります。一度炎上を起こしてしまうと、企業及び自社商品・サービスへの印象は大きく損なわれてしまいます。発信内容によっては、多くのお客さんを失うことになりかねません。
炎上リスクを少しでも抑えるためには、SNS運用ルールを制定した上で、運用者の教育を徹底することが求められます。

運用の手間がかかる

とくにSNS宣伝を自社で行う場合は、運用の手間がかかってしまいます。SNS宣伝実行前にはSNS運用ルールの制定や運用者の教育などの必要があり、また宣伝中は常に投稿内容や企画を考えなければいけません。効果分析もする必要がありますが、そもそも効果分析の方法から学ばないといけない場合もあるでしょう。
このようにSNS宣伝は非常に手間がかかる宣伝手法でもあります。もし運用に大きな手間がかかる場合は、SNS宣伝の専門業者に依頼してみるのも一つの方法です。

宣伝効果を高める方法

SNSでの宣伝効果を高めるには以下3つのポイントを押さえなければいけません。

・目的整理
・商材・ターゲット整理
・媒体選定

ここでは上記ポイントを押さえて、宣伝効果を高める方法について学んでいきましょう。

目的整理

まずはSNSで宣伝をする目的を整理することが重要です。SNSでの宣伝と一口に言っても、さまざまな目的があります。例えば、美容メーカーが美容器具をSNSで宣伝したいと考えた場合、以下のような目的が考えられます。

<目的例>
・美容器具の認知拡大
・美容器具の購入
・美容メーカーのブランディング
・自社コンテンツへの誘導

宣伝をする目的によって相性の良い媒体や宣伝内容が異なります。まずはSNSで宣伝をする目的を整理しましょう。

商材・ターゲット整理

効果的なSNS宣伝のために、どの商材をどのような層に届けるのか、実際にSNS宣伝をする商材とターゲットを整理しましょう。
商材とターゲットを整理することで、最も宣伝効果が見込める媒体を選ぶことができます。例えば、視覚に訴えるのが効果的な化粧品であればInstagramが候補になり、またキャンペーン情報の拡散をしたければTwitterが候補に上がるでしょう。
このように媒体選定には商材・ターゲット整理は必須です。具体的な媒体及び特徴は次の媒体選定で確認しましょう。

媒体選定

SNSの媒体選定も宣伝効果を高める上で重要視しなければいけません。これは媒体ごとに利用者層のボリュームゾーンや機能が大きく異なるためです。代表的な媒体と特徴、宣伝を利用する際のおすすめシーンは以下のとおりです。

特徴 おすすめシーン
Twitter リツイートやいいねなどの機能があり、拡散力が強い 拡散力を活かして商品・サービスの認知拡大したい
Facebook 高齢者層のユーザーも多い BtoB企業で集客をしたい
Instagram 20代~30代女性に高い支持を受けている 視覚的に訴える情報を発信して、認知拡大をしたい
Line ブロックされていなければ、確実に情報を届けられる キャンペーン情報や新作情報などを発信・宣伝したい
TikTok 10代~20代の若者が多く利用している 若者向けに企業のブランディングをしたい
YouTube 国内のアクティブユーザー数は6,500万人(2021年10月時点) ある程度の情報量で商品・サービスの魅力を伝えたい

より効果を上げるためにもSNS宣伝をする目的とターゲットに沿って媒体は選びましょう。

SNS宣伝手法

SNS宣伝の手法には以下の3つがあります。

・自社運用
・SNS広告
・インフルエンサー活用

自社のニーズに合った宣伝手法を選びましょう。

自社運用

「自社運用」とはその名のとおり、SNS宣伝を自社のみで運用する手法のことです。広告費やインフルエンサーへの報酬などがかからず、低コストで運用できる点が特徴です。また運用ノウハウも自社に蓄積することができるため、長期的な視点でもメリットがあります。
一方、SNS運用・宣伝に精通した人材がいないと“そもそも何から始めれば良いのかわからない”“宣伝効果を正確に分析できない”などのデメリットが生じます。見切り発車で始めても、「なかなかフォロワーが増えず、何が悪いのかもわからない。効果も出ず、惰性で運用している。」という結果になりかねません。
SNS運用・宣伝に詳しい人材がいない場合は次から紹介するSNS広告インフルエンサー活用も検討しましょう。

SNS広告

「SNS広告」とは広告を出稿し、SNSのプラットフォーム上に広告を表示させる手法です。SNS広告ではユーザー属性や住んでいる場所、嗜好などに関するターゲティングを行い、広告に興味を持つであろうユーザー層に広告を表示させることができます。またプラットフォーム上に表示させる同手法では、まだ商品・サービスへの興味を認識していない潜在顧客にもアプローチできる点も特徴と言えます。
一方、ターゲティングや媒体選定にミスマッチがあると想定よりも宣伝効果が出ない可能性があるほか、コンテンツを工夫しないとそもそも見てもらえないというデメリットもあります。
SNS広告を採用する際には、ターゲティング・媒体選定とコンテンツには注力して準備しましょう。

インフルエンサー活用

「インフルエンサー活用」とは、インフルエンサーに自社の商品・サービスを宣伝してもらう手法を指します。インフルエンサーは一定数以上のフォロワー(ファン)を持ち、SNS上では大きな影響を持つため、大きな宣伝効果が期待できます。また、良い意味で広告っぽくないため、ユーザーは自然に広告を受け入れられるほか、ジャンルに特化したインフルエンサーに宣伝してもらえれば、自社商品・サービスを訴求したい層にしっかりリーチできる点も特徴です。
一方、「宣伝効果のあるインフルエンサーを選定することが難しい」「ステルスマーケティングと誤解されるリスクがある」などのデメリットもあります。とくに初めてインフルエンサー活用をする場合には、インフルエンサーのプロダクションに依頼した方が宣伝効果・リスクの両面からおすすめです。

まとめ

これだけSNSが普及している以上、SNSの宣伝効果の可能性は非常に大きいと言えます。ポイントは“いかに効果的な宣伝を行うか”です。見切り発車でSNS宣伝を始めても、良い結果が出るかどうかはわかりません。
GROVEではインフルエンサーのキャスティングからご要望に沿ったコンテンツ作り、実施後の効果分析まで徹底サポートしています。この記事を読んで、“何をしたら良いのかわからないけれど、SNSの可能性は感じる。まずは相談したい。”と感じた方はぜひお気軽にお問い合わせください。