若者を中心に大人気のSNSアプリ「Instagram(インスタグラム)」は、マーケティングやブランディングに取り入れることによって「集客」や「認知拡大」など、さまざまな効果が期待できます。Instagram(インスタグラム)は、特に投稿やストーリーズを活用した「宣伝」との相性が良く、高い費用対効果が見込めます。
この記事では、Instagram(インスタグラム)を使って宣伝をする方法と、宣伝の際に使いたい無料機能を詳しく解説します。
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目次
Instagramにおける「宣伝」方法
Instagram(インスタグラム)には、大きく分けて2つの宣伝方法があります。
一つ目は、ビジネスアカウントを作成し、無料の投稿機能を使って宣伝する方法です。自社アカウント内で投稿をする分には宣伝費や広告費を払う必要がないので、予算を抑えながら多くのユーザーに必要な情報を届けることができることが特徴です。
そして2つ目の方法は、インスタグラムの広告機能を利用して広告を出稿する方法です。インスタグラム社に広告費を払うことにより、自社が作成したコンテンツを多くのユーザーへと届けることが可能です。Instagram(インスタグラム)運用に関するノウハウがない方や、予算に余裕がある方は広告機能を使ってみても良いでしょう。
このように、Instagram(インスタグラム)では費用の有無に関わらず宣伝を行うことが可能です。宣伝をする際におすすめの機能については後述しますが、宣伝を行う際は、内容や目的に合わせた投稿方法を選びましょう。
Instagramが「宣伝場所」として効果的な理由
続いて、数あるSNSの中でもInstagram(インスタグラム)での宣伝が効果的な理由を紹介します。宣伝場所として、Instagram(インスタグラム)の利用を検討しているという方はぜひ参考にしてみてくださいね。
Instagram上で「欲しいものを探す」ユーザーが多い
以前は、Instagram(インスタグラム)は素敵な写真・画像をただ眺めるためのSNSでしたが、近年ではユーザーの利用状況に大きな変化が現れています。具体的には、Instagram(インスタグラム)のアプリを利用して、欲しいものを探したり、欲しいものについて調べたりといった行動が目立つようになりました。
2018年に行われた「IPSOS プロジェクトInstagram 国内ユーザー調査」によると、日本の利用者のうち80%もの人が、商品やサービスを購入するか決めるためにInstagram(インスタグラム)を訪れるということがわかっています。また、同調査において「流行のファッション情報」に関する情報収集をする際に利用するサービスとしてInstagram(インスタグラム)を挙げた人は44%にも及びました。
Instagram(インスタグラム)で購買行動を行うユーザーが増えている背景には、Instagram(インスタグラム)でのハッシュタグ検索の方が、インターネット検索よりも、実際の利用者によるリアルな写真や感想がわかること挙げられます。
視覚的に「いい!」「欲しい!」と思えるものを探すために、Instagram(インスタグラム)を利用するユーザーは今後さらに増加していくことが予想されます。消費者に向けてダイレクトに宣伝をする場所を探しているという方は、Instagram(インスタグラム)の利用がおすすめです。
ターゲットに届きやすい
Instagram(インスタグラム)では、ハッシュタグを活用することで、自社のターゲット層へと的確にリーチすることが可能です。
たとえば、自社商品やサービスの宣伝画像に「#20代ファッション」や「#プチプラコスメ」といった、購買意欲を持ったユーザーが使用するであろう人気ハッシュタグを付けることで、その商品を探しているユーザーに投稿を見てもらうことができます。Instagram(インスタグラム)では、フォロワーだけでなく、他のユーザーにも発見してもらいすい仕組みが整っているので、宣伝を行う場所として最適というわけですね。
ハッシュタグは一つの投稿に最大で30個まで付けることができるので、商品カテゴリーやハッシュタグ名を数個に絞る必要もありません。宣伝する商品やサービスに興味を持ってくれるであろうユーザー(ターゲット)が検索しそうなハッシュタグを選んでみてください。
視覚的に訴えることができる
Instagram(インスタグラム)は、画像がメインのSNSなので、自社商品・サービスの魅力を「視覚的」に訴えることが可能です。特に、アパレル商品やコスメ・食品など、視覚からの情報が購入の判断材料となりやすい商品は、Instagram(インスタグラム)との相性が良いでしょう。
宣伝を行う担当者にとっても、画像は文章や動画と比べて簡単に作成することが可能です。手間・費用を抑えつつ、ユーザーに魅力を伝える手段として、Instagram(インスタグラム)は最適な場所であると言えるでしょう。また、画像であれば、長い文章を読んだり、長い宣伝動画を視聴したりする必要がないので、手間が掛からず、ユーザーにストレスなく受け入れてもらえるといったメリットもあります。
Instagramにおける「宣伝」で使える無料機能
続いて、Instagram(インスタグラム)にて宣伝を行う際に使用したい、無料で使える機能を4つ紹介します。宣伝の内容や目的に合わせて適切な機能を使い分けられるように、それぞれの機能の違いを理解しておきましょう。
- ・フィード投稿機能
- ・ストーリーズ投稿機能
- ・reels(リールズ)機能
- ・ショッピング機能
フィード投稿機能
Instagram(インスタグラム)で行う宣伝として最も一般的な方法が、フィード投稿です。ハッシュタグやシェアといった機能がそろっており、フォロワーへ向けた宣伝はもちろん、多くのユーザーに向けた宣伝を行うのに最適です。
ただし、フィード投稿で宣伝を行うデメリットとして、キャプションにリンクを貼ることができないことが挙げられます。キャプションにリンクを貼ってもただの文字として認識されてしまうため、ワンタップで投稿から任意のページへと飛べるようにするといったことはできません。
宣伝をするにあたって、「商品詳細ページやホームページのリンクを貼りたい」という方は、以下で紹介する「ストーリーズ」または「ショッピング機能」の利用がおすすめです。
ストーリーズ投稿機能
Instagram(インスタグラム)のストーリーズは、宣伝との相性が抜群な機能の一つです。「投稿後24時間が経つと自動で消えてしまう」というストーリーズの特徴を生かして、24時間限定のクーポンの発行やSALE情報など、リアルタイムな情報を発信する際に活用しましょう。
ただし、ストーリーズは投稿と違って、フォロワー以外のユーザーに届けることが難しいため、既存のフォロワーへ向けた宣伝をする際に活用すると良いでしょう。「フォロワー様限定キャンペーン」など、フォロワーと距離を縮めることを目的とした宣伝もおすすめです。
フォロワー数が1万人を超えたらリンクを張ろう!
ストーリーズでは、フォロワーが1万人を超えると、ストーリーズにリンクを貼ることが可能になります。ストーリーズに興味を持ったユーザーが画面をスワイプするだけで、該当するWeb上のページへと飛ぶことができるため、「宣伝」効果を高めることができます。
また、リンクを貼ったストーリーズを、プロフィール画面に「ハイライト」として固定しておけば、24時間が経った後でもリンク付きのストーリーズを残すことが可能です。SALEページや人気商品の購入ページなど、ユーザーに手軽にアクセスして欲しいページは、ストーリーズで宣伝を行った後、プロフィールへ固定しておくことをおすすめします。
reels(リールズ)機能
reels(リールズ)は2020年8月に追加された新機能で、15秒〜30秒の短尺動画を作成・シェアすることができます。BGMやエフェクト、再生速度の調節といったクリエイターツールがそろっているため、視覚的に楽しい動画を作成できることが特徴です。
reels(リールズ)は、「静止画や文章を使った宣伝では魅力や特徴がうまく伝わらない……」そんな商品の宣伝を行う場所として最適です。自社製品の使用方法や、着用イメージなど、短尺動画でサクッと魅力を伝えたいという場合は、reels(リールズ)を利用してみましょう。
ショッピング機能
Instagram(インスタグラム)には、投稿した写真に商品情報をタグ付けし、アプリ内で商品名や価格などの詳細を確認することができる「ショッピング機能」があります。ユーザーが気になった商品の詳細を手軽にチェックすることができるので、宣伝に適しています。
ショッピング機能が登場した当初(2019年夏)は、一部のアカウントにテスト導入されていましたが、2019年10月31日以降すべてのビジネスアカウントがショッピング機能を利用することが可能です。
ただし、販売している商品が「有形商品」であることといった条件は存在します。サービスを販売するビジネスや飲食店の場合は、ショッピング機能を導入することはできませんのでご注意ください。
ビジネスアカウントであればぜひ導入したいショッピング機能は、導入から利用まで費用がかかることはありません。有形商品の販売を行っているのであれば、ぜひ「ショッピング機能」を活用してみてはいかがでしょうか?
Instagramの宣伝で効果を出すためのポイント
最後に、Instagram(インスタグラム)で宣伝を行うにあたって知っておきたい、効果を出すためのポイントを紹介します。
ターゲットを明確にする
宣伝を行う際は、ターゲットを明確にすることを心がけましょう。つい「たくさんのユーザーの心に刺さるものを……」と考えてしまいがちですが、ターゲット層が明確に定まっていない投稿は、結果的に「誰の心にも刺さらないもの」になってしまいます。
Instagram(インスタグラム)の強みは、「ターゲット層にリーチしやすいこと」です。その特長を活かして、しっかりとターゲットを定めることが大切です。人気のハッシュタグの中には、「#○○好きと繋がりたい」や「#○○部」といった特定のターゲット層に届けるための手助けをしてくれるものが存在しますので、積極的に活用していきましょう。
宣伝画像の作成から、ハッシュタグの選定まで、「ターゲット」や「ペルソナ」をしっかりと定めて行いましょう。そうすることで、自社の宣伝内容に興味を持ってくれる層へとしっかりと、投稿を届けることが可能になります。
インスタキャンペーンを実施する
宣伝を行う際は、キャンペーンを実施し、ユーザー参加型の形にしてあげるとさらに効果が出やすいでしょう。Instagram(インスタグラム)で行うキャンペーンの例としては、「いいね!」とフォローで抽選で〇名様にプレゼント!」といったものや、「オリジナルハッシュタグをつけて投稿した人の中から〇名様にプレゼントが当たる!」などが挙げられます。
Instagram(インスタグラム)のキャンペーンは費用をかけずに行うことが可能な上、参加ハードルが低いため費用対効果が高いことが特徴です。キャンペーンを実施することにより、ただ宣伝を行う時と比べて、より多くのユーザー自社アカウントについて知ってもらうことができるでしょう。
宣伝を行う際は、季節のイベントやセール時期などに合わせてキャンペーンの実施も検討してみたくださいね。
宣伝でビジネス感を出し過ぎない
先ほど、Instagram(インスタグラム)は、ユーザーの消費行動に大きな影響をもたらすとお伝えしました。しかし、これはユーザーが従来のCMやチラシのような宣伝画像を求めているというわけではありません。
欲しいものについてハッシュタグ検索しているユーザーの多くは、ビジネス感の強い投稿よりも実際の使用感の伝わる投稿を好みます。「直接宣伝型投稿」と呼ばれる、商品の詳細や価格を提示して、商品購入ページへと誘導するような投稿ばかりだと、ユーザーに敬遠されてしまうので注意が必要です。
特に、Instagram(インスタグラム)では、投稿やストーリーズ上に表示される広告に嫌悪感を感じる人も多いため、宣伝投稿を「広告」と認識されないための施策を施すといいでしょう。
投稿後はインサイトで分析する
投稿やストーリーズを利用して宣伝を行った後は、インサイト機能を利用してリーチ数やエンゲージメント率など、重要な指標の分析を行いましょう。宣伝投稿において、必ず確認しておきたい指標は次の通りです。「何を分析したらいいかわからない……」という方はぜひ参考にしてみてください。
- ・リーチ数:投稿を見たユーザーの数(ユニークユーザー数)
- ・インプレッション数:投稿が表示された回数(PV数)
- ・エンゲージメント:「いいね!」や「コメント」などのアクション数
- ・シェア数:投稿がシェアされた回数
- ・フォロー:投稿を通して獲得したフォロワーの数
宣伝で良い結果が得られた場合はもちろん、そう出ない場合も投稿後はしっかりと分析を行い、良かった点と改善点を把握しましょう。
また、Instagram(インスタグラム)の広告機能を利用した場合は、課金による宣伝効果を通常のインサイトとは別に閲覧することが可能です。広告費をかけたことによりどのくらいの効果があったのか「費用対効果」を見極め、次に宣伝を行う際の参考にするのがおすすめです。
まとめ
Instagram(インスタグラム)で宣伝を行う方法について、成功へと導くためのポイントと共に解説しました。欲しいものを検索したり、ショッピング機能を利用して購買行動を取ったり…といったユーザーが多いInstagram(インスタグラム)は、企業が宣伝を行う場所として最適です。
特に、写真を通して視覚的に魅力を伝えるのに向いている商品やサービスであれば、Instagram(インスタグラム)を利用することで得られるメリットは大きいでしょう。
当社GROVEでは、Instagramによるプロモーションを、「プランニング」から「制作」まで幅広く行っています。これからインスタグラムを活用したプロモーションを行いたいという方や、「試してみたけどうまくいかなかった……」という方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。