
手軽に導入できて高い効果が見込める「SNSマーケティング」は、今では多くの企業が導入しています。しかし、実際には「従業員が片手間で行っていて、あまり効果的な運用ができていない」という悩みを抱えている企業も多いものです。
このような場合は、思い切ってSNS運用に関する業務を「SNS運用代行サービス」に外注することをおすすめします。今回は、SNSに関するノウハウがなくても利用できるおすすめのSNS運用代行サービスを7つ紹介します。
SNS運用代行とは?
SNS運用代行とは、SNSアカウントを企業の代わりに運用するサービスのことです。SNSへの投稿や分析、コメントの監視などといった、SNS運用に欠かせない業務を代わりに行ってもらえます。
他にも、次のような業務を代行してもらうことが可能です(※サービス会社によって代行可能な業務内容は異なります。詳しくは後述しています)。
- 投稿やターゲットの分析
- コメントへの返信
- コメントの監視
- 投稿の企画・制作
- レポートの作成 など
SNSマーケティングに関するノウハウと経験が豊富な運用代行サービスに依頼することで、より効率的にSNSマーケティングで成果をあげられるようになります。SNS運用代行サービスを利用するメリットについては、以下で詳しくお伝えしていきます。
SNS運用代行サービスを利用するメリット
次に、企業がSNS運用代行サービスを利用するメリットを紹介します。「SNSの運用代行サービスを使用するか迷っている」という方はぜひ参考にしてくださいね。
- ・SNS運用に関するノウハウがなくても大丈夫
- ・時間を有効的に使える
- ・SNSでの炎上を未然に防ぐことができる
SNS運用に関するノウハウがなくても大丈夫
SNS運用代行サービスを利用する一番のメリットは、SNS運用に関するノウハウがなくても、SNSマーケティングでしっかり成果を上げられることです。
通常であれば、SNSマーケティングで結果を出すためには、自社でSNS運用チームを置き、実践を通して専門的な知識を身に付けていく必要があります。しかし、運用代行サービスを利用すれば、自社にSNS運用の経験やノウハウがなくても、しっかりとフォロワーの獲得や自社サイトへの訪問者数アップなどといった成果が見込めます。
時間を有効的に使える
SNS運用代行サービスを利用する二つ目のメリットは、従業員が業務時間をより有効的に使えることです。
企業で新たにSNS運用を始める場合、通常業務に加えて「SNSアカウントの運用・管理・分析」「企画・制作」などといった業務をこなす必要があります。しかし、運用代行サービスを利用すれば、SNS運用に関する業務のほとんどを丸投げすることができるため、従業員は本来の業務に集中して取り組むことができます。
企業のSNS運用には、「売り上げアップ」「認知拡大」などといったさまざまなメリットがありますが、SNSマーケティングを導入することで、業務効率が低減してしまっては元も子もありません。そのため、「時間を有効的に使っていきたい」という方は、SNS運用に関する業務はすべて外注してしまうのもアリでしょう。
SNSでの炎上を未然に防ぐことができる
SNS運用代行を利用する三つ目のメリットは、SNSでの炎上を未然に防ぐことができるところです。SNSは、「情報を素早くたくさんの人に届けることができる」という特徴がゆえ、一定の炎上リスクが伴います。
そんなSNSでの炎上を未然に防ぐためには、SNSを24時間体制で監視したり、SNS上で自社に関する投稿をチェックしたりといった対策が必要です。しかし、このような対策は、現実的には容易ではありません。
そこで、おすすめなのが、「コメント監視」の代行を行ってくれるサービスを利用する方法です。SNSの監視を代行してもらうことにより、炎上のリスクを下げることができます。「社会的信頼の喪失」や「ブランドイメージダウン」などのダメージを引き起こす炎上を未然に防げるということは、企業にとってかなりのメリットと言えるでしょう。
SNS運用代行サービスを利用するデメリット
ここまでで、SNS運用代行サービスを利用するメリットについてお伝えしてきました。しかし、利用を検討しているのであれば、デメリットも把握しておきたいですよね。
ここでは、SNS運用代行サービスを利用するデメリットを2つ紹介します。
- ・コストがかかる
- ・思うような結果を得られないことがある
コストがかかる
SNS運用代行サービスを利用する最大のデメリットは、外注費がかかることです。詳しい料金相場については後述していますが、SNS運用を丸投げできる代行サービスは決して安いものではありません。そのため、「初期費用をかけずに、SNS運用を始めたい!」という方にはあまりおすすめはできません。
ただし、コストがかかるといっても、実際には「SNS運用に関する業務を外注する」ということに過ぎません。そのため、ほとんどの場合、人件費が下がりコストダウンが見込めるでしょう。
SNS運用で成果をあげるために、自社の従業員に運用を任せるべきか、代行サービスに依頼するべきかどうかは企業の状況によるので一概には言えません。SNS運用代行の利用を検討する際には、「費用対効果」についてよく考えておきましょう。
思うような結果を得られないことがある
SNS運用を自社で行わず、運用代行サービスにまかせることのデメリットとして、思うような結果が得られないことがあげられます。というのも、投稿の企画から分析・改善まですべて代行を依頼する場合、事前にしっかりと企業の「目的」「企業イメージ」などといったポイントを共有しておく必要があるでしょう。
SNS運用代行サービスの料金相場
続いて、SNS運用代行サービスの料金相場について説明します。SNS運用代行の料金相場とサービス内容は、代行会社により異なりますが、ここでは平均的な費用感をまとめました。
月額10万円以下
月額10万円以下のSNS運用代行サービスは、「初めてSNS運用代行を導入する方」におすすめです。SNSへの投稿や記事作成などといった基本的な業務を代行してもらえます。
ただし、本格的にSNSを運用していくにあたっては、「プラン内で対応してもらえない」といったことが起こりやすいため注意が必要です。そのため、まずは月額10万円以下の代行サービスを試しに利用してみて、その使用感と結果を見て、今後のSNS運用方式を検討するといいでしょう。
月額20万円〜30万円
月額20万円〜30万円の代行サービスの場合、SNSへの投稿に加えて、コメントの対応や監視など、SNS運用に関するより幅広い業務を代行してもらえます。サービスによっては、月次レポートを通した改善点の提案や、ミーティングの開催などがある場合もあります。
月額10万円以下のサービスと比べて、代行可能な業務内容はもちろん、サポートが充実するため、より成果に直結するSNS運用ができるようになります。
月額40万円以上
この価格帯になると、SNS運用に関する業務の代行はもちろんのこと、広告の運用やSNSキャンペーンの実施、インフルエンサーマーケティングの実施など、より発展的なSNS運用をしてもらえます。
業務を代行してもらうということには変わりないですが、ミーティングを通して一緒に施策を立てて、SNSを運用していくというスタイルであるため、「丸投げ感」が弱まったり、より自社にとって理想的なSNS運用が実現しやすくなったりなどといったメリットがあります。
おすすめのSNS運用代行サービス7選
ここまでで、SNS運用代行サービスのメリット・デメリットと、料金相場についてお伝えしてきました。そこで、次に、実際におすすめのSNS運用代行サービスを7つ紹介します。
ちなみに、「どうやってSNS運用代行サービスを選んだら良いかわからない」という方は、次の4つのポイントを押さえておくと、失敗は少ないでしょう。
- ・自社の業種で導入実績があるか
- ・希望する業務の代行があるか
- ・希望するSNSに対応しているか
- ・料金は予算内に収まるか
それでは、実際に「導入実績」「代行可能な業務内容」「費用」などといった点に注目して、それぞれの運用代行サービスの詳細をお伝えしていきますね。
GROVE
当社株式会社GROVEは、多くのインフルエンサーが所属するプロダクション、およびキャスティング・プランニングを行うマーケティング会社です。GROVEのSNS運用代行サービスの強みとしては、GROVE所属のインフルエンサーを起用したプロモーションが可能な点です。
SNS運用やインフルエンサーマーケティングに関するノウハウがなくても、プランニングから実際の投稿作成まで、幅広くサポートしてもらえます。「SNS運用を始めたい!」という方はもちろん、「インフルエンサーマーケティングに興味がある」という方にもおすすめです。
代行可能な業務内容
- ・プランニング
- ・ターゲットや各SNSの特性に合わせた提案
- ・インフルエンサーのキャスティング
- ・投稿の作成
- ・レポート など
料金
SNSコンサルティング・運用代行は、企業の業種やサービス内容、そして要望に合わせて、適切な運用プランを提案しています。料金については、ぜひGROVEにお気軽にお問い合わせください。
- ・GROVEの概要についてはこちら
Social Media Lab
Social Media Labは、累計1,000社以上の実績を誇る、ソーシャルメディアマーケティングコンサルティング・SNS運用代行サービスです。SNSの運用実績が豊富であるため、企業アカウント運用に関するノウハウはもちろん、「UGC創出」や「ソーシャルリスニング」など、幅広いサービスを提供してもらうことが可能です。
「SNSで企業アカウントを運用しているけれど、経験やノウハウが足りない」という方におすすめの運用代行サービスです。
代行可能な業務内容
- ・投稿の企画・作成
- ・コメント対応
- ・毎月の運用分析
- ・SNS炎上対策(24時間365日の監視)
- ・改善案の提案 など
料金
Social Media LabのSNS運用代行サービスの料金は、代行を希望する業務内容によって異なるため、一般公開はされていません。料金体系やサービスの詳細について知りたい方は、公式ホームページより資料請求または無料相談することをおすすめします。
FrontSupport
FrontSupportは、Twitter、Instagram、Facebook、LINEの4つのSNSに特化したSNS運用代行サービスです。特徴としては、SNSアカウントの新規開設やSNS選定などといった初歩的な業務から、投稿ライティングやSNSキャンペーンの運用など高レベルな業務まで幅広く対応していることがあげられます。
実際にこれまでにSNSの運用を代行した企業では、「運用期間10ヶ月でフォロワー数7倍」や「ソーシャルメディア経由のゲームアプリのPVが590万PVアップ」などといった実績を残しています。「SNSの運用を始めたいけれど、何から始めたら良いのかすらわからない……」という企業にとって、かなり心強いサービスと言えるでしょう。
代行可能な業務内容
- ・投稿の作成・提案・改善
- ・競合アカウント・顧客ニーズの分析
- ・コメントの返信・監視
- ・SNS広告・キャンペーンの運用
- ・レポート
料金
FrontSupportは、企業のフェーズに合わせたサポートを提供しているため、一律の料金プランはありません。料金をはじめとした詳細については、公式ホームページより問い合わせる必要があります。
ripuka
ripukaは、Instagram(インスタグラム)の運用代行サービスです。SNSの中でもインスタグラムに特化しているため、「自社ECサイトと連携したい」「中小企業なので、何を投稿したらいいのかわからない」などといった細かく専門的な要望にも対応が可能です。
また、運用代行を担当するメンバーの半分以上は「独立経験」があるため、「ただ投稿数が増えていくだけで、成果があがっていない」という状況を防ぐことができます。ベンチャー企業ならではの、中価格帯で依頼ができるところも魅力のひとつでしょう。
代行可能な業務内容
- ・ハッシュタグの選定
- ・アカウントのデザイン構築
- ・アカウントへの投稿(週3〜5回)
- ・運用レポート
- ・DM・コメントへの返信
- ・投稿コンテンツ文章作成
料金
ripukaでは、サービス内容が異なる3つの料金プランが提供されています。
プラン名 | 月額料金 |
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コンサル & フォロワー増加プラン | 198,000円〜 |
投稿代行プラン | 298,000円〜 |
完全運用おまかせプラン | 398,000円〜 |
一番お手軽なプランであれば、月198,000円から利用できますが、代行してもらえる業務が限られてしまうため、本格的にSNS運用を代行してもらいたいのであれば、「投稿代行プラン」または「完全運用お任せプラン」の利用がおすすめです。
GLOBAL LINK JAPAN
GLOBAL LINK JAPANは、最新のITツールを駆使したSNSマーケティングができるSNS運用代行サービスです。具体的には、ブランディングやサービス認知拡大など、SNSマーケティングの成果をあげるためのサービスを提供してもらえます。
GLOBAL LINK JAPANの運用代行は、TwitterやInstagram、Lineなどの主要SNSはもちろんのこと、YouTubeやWeChatなど幅広いSNSに対応しており、資生堂やJTBなど、幅広い業種の大企業での導入実績を誇っています。
代行可能な業務内容
- ・SNSへの投稿
- ・コメント監視・返信
- ・写真の撮影(投稿の作成)
- ・コンテンツの提案
- ・レポート作成
- ・インフルエンサーへの依頼
料金
GLOBAL LINK JAPANの運用代行サービスの料金は、SNSごとに基本料金が決まっており、代行を依頼したい業務に合わせて追加料金が発生するというシステムです。Instagram、Twitter、Facebookの運用代行の基本料金は、どれも39,800円となっています。どんな業務の代行を依頼するのかによって、料金が大きく変動しますので、気になる方は公式ホームページより問い合わせてみることをおすすめします。
プラン名 | 月額料金 |
---|---|
Instagram 運用代行 | 39,800円 + 各運用作業料金 |
Twitter 運用代行 | 39,800円 + 各運用作業料金 |
Facebook 運用代行 | 39,800円 + 各運用作業料金 |
MARQS
MARQSは、運用代行プランが月額30,000円〜と圧倒的に安価な料金が魅力のSNS運用代行サービス。これまでに100以上のホームページの制作を担当したという実績を生かし、SNS映えするクオリティの高い投稿を作成してもらうことが可能です。
代行可能な業務内容
- ・SNS映えする写真の撮影
- ・フォロワーを獲得する企画の提案
- ・レポートの作成
- ・SNSキャンペーンの実施
料金
MARQSは、運用代行プランが月額30,000円〜と安価で利用できルサービスです。運用代行プランで、基本的な業務を代行してもらうことは可能ですが、キャンペーンの実施や商品の撮影など、追加料金を支払うことでより本格的なSNS運用ができるようになります。
また、月額210,000円で利用できる「Twitter ユーザー交流プラン」では、ユーザーの投稿にコメントや返信をするといった、ユーザーと深い関係を構築するためのコミュニケーションを取ってもらうことが可能です。
プラン名 | 月額料金 |
---|---|
Twitter 運用代行プラン | 30,000円〜 |
Twitter ユーザー交流プラン | 210,000円〜 |
Instagram 運用代行プラン | 30,000円〜 |
ライトアップ
ライトアップは、アカウントの立ち上げから運用まで幅広い業務をサポート・代行してくれるサービスです。アパレルや食品メーカー、化粧品メーカー、鉄道会社など、幅広い業種での実績があるため、「業種が特殊で参考になるアカウントが見つからない」という方でも安心して相談ができます。
また、ライトアップは、「webコンテンツ」の作成実績が豊富なため、企業のブランドイメージやトンマナを考慮した投稿ライティングが可能です。
代行可能な業務内容
- ・ターゲット分析
- ・ペルソナ設定
- ・投稿の提案
- ・トンマナを意識した投稿ライティング
料金
ライトアップの運用代行サービスは、プラットフォームにもよりますが月額50,000円〜利用できます。ただし、一番安いプランだと「1ヶ月につき10本まで」と投稿数が限られてしまうのでご注意ください。
プラン名 | 月額料金 |
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Twitter 運用代行 | 50,000円〜 |
Instagram 運用代行 | 50,000円〜 |
LINE 運用代行 | 30,000円〜 |
SNS広告運用代行 | 100,000円〜 |
SNS運用代行サービスはこんな企業におすすめ!
ここまでで、実際におすすめするSNS運用代行サービスについて、詳しくお伝えしてきました。サービスの特徴やメリット・デメリットを踏まえると、SNS運用代行サービスは、次のような企業におすすめです。
- ・SNS運用に関する知識がなく困っている企業
- ・社内にSNSを運用できる人材がいない企業
- ・SNS運用に時間がかかり、他の業務がおろそかになっている企業
- ・SNSを運用しているが、成果が出ずに悩んでいる企業
SNS運用代行サービスは、SNS運用に関するノウハウや経験がなくても、しっかりと結果が出せるという点で優れています。SNS運用に不安を感じている企業は、SNS運用の外注を検討してみましょう。
まとめ
SNS運用代行サービスの特徴やメリット・デメリット、そして実際におすすめの代行サービスを7社紹介しました。SNS運用代行は、費用がかかりますが、その分自社でSNS運用に必要な人件費を削減できるため、コストダウンが期待できます。
当社GROVEでは、SNS運用代行サービスを通して、SNSマーケティングやインフルエンサーマーケティングに関するナレッジ・ノウハウを提供しています。SNS運用代行サービスに少しでも興味がある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。